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キシロカイン副作用

キシロカインによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。

キシロカインとは

キシロカイン(Xylocaine)とは、世界中で最も良く使われている局所麻酔薬です。不整脈に対しても効果があるため、抗不整脈剤でもあります。神経痛や手足のしびれ等の症状にも効果があるとの報告もあります。

キシロカインの主成分は、リドカイン塩酸塩(Lidocaine)です。

リドカインは、神経膜のナトリウムチャネルをブロックし、神経の活動電位の伝導に対して、可逆的に抑制し、知覚神経や運動神経の遮断をすることにより、局所麻酔の効果を発現します。

リドカインは、表面麻酔を行うため、古くから使われており、速効性があり、強力な局所麻酔薬です。

形状としては、主にスプレーとテープのタイプが製品化されています。(例:キシロカインポンプスプレー8%、キシロカインゼリー2%、ペンレステープ18mg、キシロカイン注射液1%、ユーパッチテープ18mg等)

リドカインは、1943年に、スウェーデンの化学者である、Nils LofgrenとBengt Lundqvistによって開発されたアミド型局所麻酔薬です。1948年に販売されています。

効能(適応症)は、以下の通りです。

・表面麻酔
・浸潤麻酔
・伝達麻酔
・脊椎麻酔
・硬膜外麻酔
・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和

キシロカインは、アストラゼネカの商品名です。


キシロカイン副作用

キシロカインのさらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

キシロカインの副作用は、少ないと言われています。

重大な副作用には、以下のものが報告されております。

・ショック、徐脈、不整脈、血圧低下、呼吸抑制
・チアノーゼ、意識障害、心停止
・アナフィラキシーショック
・振戦、痙攣(けいれん)、中毒症状、異常感覚
・疼痛、知覚障害、運動障害、膀胱直腸障害
・神経学的疾患、頻脈、血圧変動、急激な体温上昇
・筋強直、血液暗赤色化、過呼吸、発汗、アシドーシス
・高カリウム血症、ミオグロビン尿、
・ポートワイン色尿、重篤な悪性高熱
・気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え
・しびれ、蕁麻疹(じんましん)、全身発赤
・顔や喉の腫れ、息苦しい、めまい
・目の前が暗くなり意識が薄れる、持続的異常感覚
・眠気、意識が薄れる、ふるえ

これ以外の副作用には、下記のものがあります。

・眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、ショック、中毒
・悪心、嘔吐、過敏症、蕁麻疹、皮膚症状、浮腫
・過度の血圧低下、化膿性髄膜炎症状、敗血症性髄膜炎
・中毒症状、血腫、脊髄障害、脊髄損傷、神経根損傷
・血圧低下、ショック、徐脈、呼吸抑制、神経障害
・持続性眼筋運動障害、一過性失明、心肺停止、中毒
・中枢神経系症状、心血管系症状、不安、興奮、多弁
・口周囲知覚麻痺、舌のしびれ、ふらつき、聴覚過敏
・耳鳴、視覚障害、振戦、意識消失、全身痙攣
・低酸素血症、高炭酸ガス血症、呼吸停止
・心筋収縮力低下、心拍出量低下、刺激伝導系抑制
・心室性頻脈、心室細動、心室性不整脈、循環虚脱
・心停止、痙攣、心機能抑制、急性腹症、四肢麻痺
・意識障害、軟骨融解
・吐き気、動悸
・気管内挿管後の咽頭痛、嗄声
・使用部位の発赤、かゆみ

さらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

注意事項

持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・本剤の成分、アミド型局所麻酔薬に対し
 過敏症の既往歴のある方
・ショック状態の方
・大量出血のある方
・注射部位又はその周辺に炎症のある方
・敗血症の方

以下の方は、使用にあたって注意が必要です。

・妊婦又は妊娠している可能性のある方
・全身状態が不良の方
・心刺激伝導障害のある方
・重篤な肝機能障害のある方
・重篤な腎機能障害のある方
・髄膜炎の方
・中枢神経系疾患のある方
・灰白脊髄炎の方
・脊髄癆の方
・脊髄に結核のある方
・脊髄に腫瘍のある方
・脊椎に結核のある方
・脊椎に腫瘍のある方
・血液凝固障害のある方
・抗凝血薬投与中の方
・脊柱に著明な変形のある方
・腹部腫瘤のある方
・重篤な高血圧症の方
・心血管系に著しい障害のある方
・心弁膜症の方
・呼吸器疾患のある方
・肥満の方
・ポルフィリン症のある方
・高齢の方
・生理機能の低下している方
・幼児

併用により、オピオイド系の鎮静・鎮痛薬による、意識障害や呼吸抑制の副作用を強める場合があります。
キシロカインを広範・多量に使用する場合には、注意してください。

併用により、アミオダロン(アンカロン)等の抗不整脈薬の作用を増強する可能性があります。

テープは、長時間貼ったまますると、発赤やかゆみが生じる可能性があります。

キシロカインは、金属を侵す場合がありますので、長時間、金属製の器具に接触させない様、注意してください。

一度に、200mg以上の使用は、しないこと。痙攣が発生する可能性があります。

エピネフリン入りキシロカインは、指、趾、陰茎の麻酔に使用してはいけない。血管が極端に収縮し、壊死する可能性があります。

以下の薬剤との併用には、注意が必要です。

・抗凝血薬
・アミオダロン
・クラス3抗不整脈剤

眼科用としての利用はしないこと。

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