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ディオバン副作用(ディオバン錠)

ディオバンによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。

ディオバンとは(ディオバン錠とは)

ディオバン(ディオバン錠)とは、体の血管を広げ、血圧を下げる薬です。

ディオバン(Diovan)の主成分は、バルサルタン(Valsartan)で、この成分は、体内で産生されるアンジオテンシンii受容体(Angiotensin II receptor)に結合し、強い血圧上昇因子であるアンジオテンシンii(Angiotensin II)の血管収縮作用を遮断し、血圧を下げます。
ディオバンは、アンジオテンシンii受容体拮抗薬(Angiotensin II Receptor Blocker)と云う降圧薬で、略称は、ARBです。
ディオバンは、国内で3番目のARBで、ノバルティス ファーマ株式会社から販売されています。

アンジオテンシンiiは、動脈の平滑筋にある受容体(AT1)に作用し、血管を収縮させることにより、血圧上昇を招きます。

バルサルタンは、AT1と結合し、直接アンジオテンシンに作用するため、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害しアンジオテンシンの生成を抑制するACE阻害薬よりも、即効性があります。

因みに、ディオバンは、2010年にノーベル化学賞を受賞した「クロスカップリング反応」を利用して製造されています。

効能(適応症)は、以下の通りです。

・高血圧症
・腎実質性高血圧症

錠剤には、以下の種類があります。

・ディオバン錠20mg
・ディオバン錠40mg
・ディオバン錠80mg
・ディオバン錠160mg

ディオバンのジェネリック医薬品は、現時点ではありません。但し、海外では、以下のものがある様です。

・ヴァルザール(Valzaar)
・Valtan

ディオバンには、ACE阻害薬によくみられる、「咳」の副作用がほとんどないと云われています。また、持続性がありますので、1日1回の服用でOKです。

ディオバン副作用(ディオバン錠)

ディオバンのさらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

ディオバン錠の主な副作用は、頭痛、動悸、腹痛、体のだるさ、めまい感、咳嗽(から咳)、悪心、けん怠感、発疹、低血圧、そう痒、光線過敏症などがあります。

重大な副作用には、以下のものが報告されております。

・アナフィラキシー様症状(不快感、口内異常感、発汗、
 じん麻疹、呼吸困難、全身潮紅、むくみなど)
・顔面、口唇、咽頭、舌の腫れ等の血管浮腫
・急性肝炎や劇症肝炎(だるい、食欲不振、吐き気、発熱、
 発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色)
・腎不全(尿が少ない、出ない、むくみ)
・ショック、血圧低下に伴う冷感、嘔吐、失神、意識消失
・筋肉痛、脱力感、CKの上昇、
 血中・尿中のミオグロビン値の上昇を特徴とする
 横紋筋(おうもんきん)融解症(手足のしびれ、けいれん、
 手足に力が入らない、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿)
・高カリウム血症(だるい、息切れ、脈の乱れ、
 手足のしびれ、不安感、取り乱す、けいれん)
・心室性期外収縮、心房細動などの不整脈
・汎血球減少症、白血球減少、血小板減少
・低血糖(脱力感、空腹感、冷汗、ふるえ、
 集中力低下、けいれん、意識障害、力の抜けた感じ、
 さむけ、動悸、頭痛、不安感、吐き気、目のちらつき、
 イライラ、眠気、ぼんやり。さらに重くなると、
 異常な言動、けいれん、昏睡(意識がなくなる))
・類似薬のバルサルタンで、発熱、せき、呼吸困難を伴う
 間質性肺炎(から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、
 発熱)
・過度の血圧低下(強いめまい、ふらつき、
 強い立ちくらみ、冷感、吐き気、嘔吐、気を失う)
・重い血液成分の異常(発熱、喉の痛み、だるい、
 皮下出血(血豆・青あざ)や歯肉出血など出血傾向)
・中毒性表皮壊死症
・多形紅斑(たけいこうはん)

これ以外の副作用には、下記のものがあります。

・だるい、めまい、ふらつき、立ちくらみ、低血圧
・頭痛、頭重感、動悸
・腎機能の一過性の悪化、尿量減少
・吐き気、腹痛、味覚異常
・肝機能値の異常、咳、発疹、かゆみ
・アレルギー症状(発疹、かゆみ、じん麻疹、多形紅斑、
 光線過敏、紅皮症、紅斑)
・耳鳴り、眠け、不眠、浮遊感/頻脈、起立性低血圧
・胸痛、口内炎、下痢、口角炎、嘔吐、胃不快感
・胃潰瘍、黄疸、貧血、発熱、味覚障害、しびれ感
・眼症状(かすみ、違和感など)、筋けいれん、関節痛
・ほてり、倦怠感、無力症、疲労、むくみ、筋肉痛、せき
・低血圧、AST・ALT・LDH上昇
・BUN・クレアチニン上昇
・赤血球減少、ヘマトクリット低下、好酸球増多
・総コレステロール上昇、CK上昇、尿酸上昇

さらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

注意事項

持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
また、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方も、医師に伝えてください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・本剤の成分に対してアレルギーの前歴のある方
・妊婦または妊娠している可能性のある方
・授乳中の方
・重い肝機能障害のある方

以下の方は、使用にあたって注意が必要です。

・両側性腎動脈狭窄のある方
・片腎で腎動脈狭窄のある方
・虚血性の腎臓病のある方
・高カリウム血症の方
・重篤な腎機能障害のある方
・肝障害のある方、特に胆汁性肝硬変および胆汁うっ滞の
 ある方、及び、その前歴のある方
・脳血管障害がある方
・高齢の方
・血液透析を受けている方
・減塩療法中の方
・利尿薬を服用中の方
・脱水時
・手術前の方
・血液透析中の方
・体液量が減少している方

ディオバンの服用期間中に、妊娠した場合には、速やかに医師と相談してください。また、ディオバンを服用した場合、基本的に、授乳は中止です。

他の降圧剤や利尿剤を併用する場合には、血圧の下がり過ぎに注意してください。

以下のカリウム保持性降圧利尿薬(抗アルドステロン薬)と併用した場合、血液中のカリウムが増加する場合があります。

・エプレレノン(セララ)
・スピロノラクトン(アルダクトン)等

鎮痛薬と併用した場合、ディオバンの作用が減弱する場合があります。
腎臓に障害があった場合、悪化させる場合があります。

アルコールは、めまいや立ち眩み等を起こす可能性が高くなるので控えてください。

腎機能、肝機能、及び、カリウム値の定期検査を受ける必要があります。

車の運転や危険を伴う作業等は、慎重に行い、十分注意してください。

1回飲み忘れた場合、絶対2回分を一緒に飲んではいけません。間違えて多く飲んだ場合には、速やかに医師と相談してください。

薬の作用には、個人差があります。もし、何らかの副作用があった場合には、医師と相談してください。

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