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ジャヌビア副作用(ジャヌビア錠)

ジャヌビアによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。

ジャヌビアとは(ジャヌビア錠とは)

ジャヌビア(ジャヌビア錠)とは、血糖を下げる血糖降下薬です。

ジャヌビア錠(Januvia)の主成分は、シタグリプチンリン酸塩水和物(Sitagliptin phosphate hydrate)です。

シタグリプチンリン酸塩水和物は、血糖値が高い時には、インスリンを分泌させ、血糖を下げ、血糖値が低い時には、インスリンの分泌を抑制し、必要以上に血糖値が低下することを抑えます。

食事をすると、インクレチンと言われる消化管ホルモンが分泌されます。このインクレチンは、膵臓に対しインスリン分泌を促します。また、インクレチンは、グルカゴン分泌を低下させる作用もあるため、これにより、肝臓での糖の産生を抑制します。インクレチンは、このようにして血糖を下げる役目をしますが、血糖値に依存して作用するため、血糖値が低い時には、インスリンの分泌を促進しないため、低血糖にはならないと言われています。

つまり、シタグリプチンリン酸塩水和物は、血糖を一定に保持する働きのあるインクレチン分解酵素を阻害することにより、血糖が高い時に、インスリン分泌促進作用、及び、グルカゴン濃度低下作用を増強して、血糖のコントロールを補助します。

ジャヌビア錠は、萬有製薬から販売されています。

ジャヌビア錠は、国内初の、選択的DPP-4阻害薬です。血糖コントロールの改善が見込まれるため、HbA1cの低下にもなると言われています。
作用としては、やや弱めであるため、他の糖尿病治療薬と併用する場合があります。

効能(適応症)は、以下の通りです。

・2型糖尿病

現在、ジャヌビア錠には、以下の種類があります。

・ジャヌビア錠25mg
・ジャヌビア錠50mg
・ジャヌビア錠100mg

同様の成分の薬としては、小野薬品から以下の薬が販売されています。

・グラクティブ錠25mg
・グラクティブ錠50mg
・グラクティブ錠100mg

ジャヌビア錠は、日本人によく見られる、非肥満型の糖尿病にも有用と言われています。


ジャヌビア副作用(ジャヌビア錠)

ジャヌビアのさらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

ジャヌビア錠の主な副作用は、低血糖症、便秘などがあります。

また、ジャヌビア錠の特徴的な副作用として、急性膵炎が報告されています。激しい腹痛、背中の痛み等が継続する場合には、医師に相談してください。

重大な副作用には、以下のものが報告されております。

・低血糖症(力の抜けた感じ、ふるえ、さむけ、動悸、
 冷や汗、強い空腹感、頭痛、不安感、吐き気、
 目のちらつき、イライラ、眠気、ぼんやり。
 さらに重くなると、異常な言動、けいれん、
 昏睡(意識がなくなる))
・アナフィラキシー様症状(蕁麻疹(じんましん)、
 全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー))
・重い皮膚症状(高熱、ひどい発疹・発赤、
 唇や口内のただれ、のどが痛い、水ぶくれ、皮がむける、
 強い痛み、目の充血)
・肝臓の重い症状(だるい、食欲不振、吐き気、発熱、
 発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色)
・急性腎不全(だるい、吐き気、むくみ、尿の濁り、
 血尿、尿が少ない・出ない)
・膵炎(上腹部〜背中の強い痛み、吐き気、吐く)
・間質性肺炎(から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、
 発熱)
・発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音異常、捻髪音
・皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群
・剥脱性皮膚炎、重篤な低血糖症状、意識消失、
 低血糖症状、著しいAST上昇、著しいGOT上昇、
 著しいALT上昇、著しいGPT上昇、肝機能障害、黄疸、
 急性膵炎、持続的な激しい腹痛、嘔吐、出血性膵炎、
 壊死性膵炎

これ以外の副作用には、下記のものがあります。

・便秘、腹痛、腹部不快感
・肝機能値の異常
・頭痛、上気道感染、嘔吐、悪心、下痢、皮膚血管炎、
 蕁麻疹(じんましん)、血管浮腫
・浮動性眩暈、感覚鈍麻、糖尿病性網膜症悪化、
 回転性眩暈、上室性期外収縮、鼻咽頭炎
・腹部不快感、胃不快感、腹部膨満、腹痛、便秘、
 鼓腸、胃ポリープ
・胃炎、歯周炎、逆流性食道炎、口内炎、発疹
・空腹、浮腫、心電図T波振幅減少、体重増加
・赤血球数減少、白血球数増加、ALT増加、GPT増加、
 AST増加、GOT増加、γ-GTP増加、CK増加、CPK増加
・血中コレステロール増加、血中尿酸増加、血中尿素増加、
 血中クレアチニン増加、低比重リポ蛋白増加、
 血中トリグリセリド増加、尿中蛋白陽性
・低血糖症、低血糖、胎仔肋骨欠損、胎仔肋骨形成不全、
 胎仔波状肋骨、肝腺腫、肝癌

尚、本剤は、DPP-4を抑制するため、リンパ球の細胞膜に存在するDPP-4等にも作用し、免疫系へ悪影響が生じる可能性があるとの報告もあります。

さらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

注意事項

持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に相談してください。

また、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方も、医師に相談してください。
妊娠中は飲み薬ではなく、通常、インスリン注射による治療を行います。

何らかの体調不良がある方も、医師に相談してください。

他の血糖降下薬と併用する場合には、低血糖症の発生に十分注意してください。代表的な症状は、ふるえ、さむけ、動悸、冷や汗、強い空腹感、力の抜けた感じ、目のちらつき、イライラ、ぼんやり等です。さらに重くなると、気が遠くなったり、痙攣(けいれん)を起こしたり、意識を失う場合もあります。
この様な症状が発生した場合には、速やかに糖分(砂糖、ブドウ糖、清涼飲料水など)を補給してください。
α-グルコシダーゼ阻害剤(糖分の吸収を遅らせる薬)と一緒に服用中の方は、低血糖症状が発生した際には、ブドウ糖を摂取してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・本剤の成分に対してアレルギーの前歴のある方
・重症ケトーシスの方
・糖尿病性前昏睡の方
・糖尿病性昏睡の方
・1型糖尿病の方
・腹膜透析の方
・血液透析の方
・重度腎機能障害のある方
・重症感染症のある方
・重篤な外傷のある方
・手術前後の方

以下の方は、使用にあたって注意が必要です。医師に相談してください。

・腎臓の悪い方
・高齢の方
・中等度腎機能障害の方
・糖尿病用薬投与中の方
・スルホニルウレア剤投与中の方
・低血糖又はその恐れ・疑いのある方
・脳下垂体機能不全の方
・副腎機能不全の方
・栄養不良状態の方
・飢餓状態の方
・不規則な食事摂取の方
・食事摂取量不足の方
・激しい筋肉運動の方
・過度のアルコール摂取のある方
・中等度腎機能障害の方
・1.3mg/dL<Cr≦2.0mg/dLの女性の方
・1.5mg/dL<Cr≦2.5mg/dLの男性の方
・30mL/分≦Ccr<50mL/分の方
・腎機能障害のある方
・妊婦・授乳中・妊娠している可能性がある方
・乳幼児、小児

腎臓が弱っている方や高齢の方は、薬の排泄が、遅れがちになり、低血糖症の発生に注意する必要があります。薬の用量を少なめにする等、医師と相談の上、対処してください。

低血糖に伴う、めまい、ふらつきが発生する可能性があるため、車の運転や危険を伴う作業等は、注意してください。

アルコールは、血糖値を乱しますので、控えてください。

以下の薬剤との併用に際しては、低血糖症のリスクが高まるため、慎重に使用する必要があります。

・スルホニルウレア剤
・糖尿病用薬

以下の薬剤との併用に際しては、注意が必要です。

・エピネフリン
・甲状腺ホルモン
・副腎皮質ホルモン、ステロイド薬
・サリチル酸剤
・ジゴキシン
・β−遮断薬
・モノアミン酸化酵素阻害剤
・ピオグリタゾン、メトホルミン、ボグリボース
・血糖降下作用を減弱する薬剤
・血糖降下作用を増強する薬剤
・グリメピリド
・フィブラート系高脂血症治療薬
・他の血糖降下薬(SU薬、BG薬、インスリン抵抗性改薬、
 インスリン注射薬など)

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