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フェブリク副作用(フェブリク錠)
フェブリクとは(フェブリク錠とは)
フェブリク(フェブリク錠)とは、尿酸を減らす薬で、痛風、高尿酸血症の治療に利用されます。
フェブリク(Feburic)の主成分は、フェブキソスタット(Febuxostat)です。
フェブキソスタットは、尿酸が作成される過程で働くキサンチンオキシダーゼ酵素を阻害し、尿酸の生成を抑制します。非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤とも言われます。
つまり、尿酸産生過剰型の方により効果が高く、尿へ排出される尿酸が減少するため、尿路結石を合併している方にも良いと言われています。
同効薬であるザイロリック(アロプリノール)と比較した場合でも、ザイロリックを上回る強い尿酸低下作用が示されたと言う報告があります。
さらに、胆汁や腎臓等、複数経路から排泄される多経路排泄型であるため、ザイロリックのように、腎機能に左右される用量調節が、余り必要ありません。
痛風は、「風が当るだけでも痛い」といわれるほど痛い病気です。
尿酸結晶が出来やすい足の親指に多発し、夜間に突然発症することも多く、激しい痛みや腫れが2〜3日続きます。患者さんの殆ど(98〜99%)は、男性です。
適応症は、以下の通りです。
・痛風
・高尿酸血症
フェブリク錠は、帝人ファーマ株式会社から2011年5月から販売されています。
尚、フェブリク錠については、米国や欧州で、2009年から、日本に先行して販売されております。
フェブリク錠には、以下の種類があります。
・フェブリク錠10mg
・フェブリク錠20mg
・フェブリク錠40mg
フェブリクは、従来からよく使われている、ザイロリックと比較し、服用回数は1日1回で良く、副作用も少なくて済みます。
フェブリク副作用(フェブリク錠)
フェブリクの主な副作用には、痛風関節炎、関節痛、四肢不快感、四肢痛、下痢、倦怠感などがあります。
重大な副作用には、以下のものが報告されております。
・肝臓の重い症状(だるい、食欲不振、吐き気、発熱、
発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色)
・過敏症(発疹、発赤、じんま疹、かゆみ)
上記の様な症状が見られた場合、速やかに医師へ連絡してください。
これ以外の副作用には、下記のものがあります。
・関節痛、手足の痛み、手足の不快感・しびれ感
・下痢、吐き気、腹痛、けん怠感
・肝機能検査値異常、甲状腺刺激ホルモン(TSH)増加
飲みはじめに、痛風発作を起こす場合がありますが、これは、フェブリクが作用し、尿酸の結晶が関節から溶け出すためです。
この現象は最初の頃だけで、関節で結晶化している尿酸がなくなれば、痛風発作は収まります。
注意事項
持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
また、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方も、医師に伝えてください。
以下の方は、基本的には、禁忌です。
・本剤に対し過敏症のある方
・メルカプトプリン水和物を投与中の方
・アザチオプリンを投与中の方
以下の方は、使用にあたって注意が必要です。
・薬物過敏症の方
・重い腎臓病の方
・重い肝臓病の方
・妊娠中または妊娠している可能性のある方
・授乳中の方
・高齢の方
以下の薬剤等との併用は禁忌です。
・メルカプトプリン水和物(ロイケリン)
・アザチオプリン(イムラン、アザニン)
以下の薬剤等との併用には注意が必要です。
・ビダラビン(アラセナ)
・ジダノシン(ヴァイデックス)
フェブリクは、最初、少量の服用から開始し、徐々に増量する様にします。これは、尿酸値を急激に下げることに伴う、痛風発作を避けるためです。
フェブリクは、予防薬です。なので、発作の有無に関係なく、毎日服用する必要があります。痛風発作に対しては、他の鎮痛消炎薬等を、服用する必要があります。
フェブリクの服用中、自分の勝手な判断で、服用を中止したり、服用する量を変更したりしないでください。
痛風を放置した場合、関節が変形したり、腎臓等、内臓に悪影響が出る可能性が高くなります。
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