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ノルバデックス副作用(ノルバデックス錠)

ノルバデックスによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。

ノルバデックスとは(ノルバデックス錠とは)

ノルバデックス(ノルバデックス錠)とは、乳癌(にゅうがん)細胞のエストロゲン受容体をブロックすることにより、癌細胞の増殖を抑制します。

ノルバデックス錠(Nolvadex)の主成分は、クエン酸タモキシフェン(Tamoxifen citrate)です。

クエン酸タモキシフェンは、非ステロイド性の抗女性ホルモン薬(抗エストロゲン薬)です。

乳癌は、女性ホルモンであるエストロゲンの作用を受けて増大するため、クエン酸タモキシフェンは、この受容体をブロックすることで腫瘍の勢いを抑え、病状を抑制します。

ノルバデックスは、ホルモン療法として乳癌の治療や、手術後の再発防止を目的とした療法に使用されています。

エストロゲン受容体陽性(ER陽性)の乳癌の場合には、約60%の方に効果があると言われています。

副作用も少なく、乳癌の標準治療薬として利用されています。

適応症は、以下の通りです。

・乳癌

ノルバデックス錠は、アストラゼネカ株式会社から販売されています。

ノルバデックス錠には、以下の種類があります。(以下をクリックすると、各々のさらに詳細な想定症状が表示されます)

ノルバデックス錠20mg
ノルバデックス錠10mg
ノルバデックス錠のジェネリック薬としては、以下の薬が各社から販売されています。

タスオミン錠10mg
タスオミン錠20mg
フェノルルン錠10mg
アドパン錠10mg
エマルック錠
ノルキシフェン錠

ノルバデックス副作用(ノルバデックス錠)

ノルバデックスのさらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

ノルバデックスの主な副作用には、生理不順、吐き気や嘔吐、食欲不振、視力の低下、かすみ目、視野の異常などがあります。

血栓症にも注意してください。手足、特に、ふくらはぎの痛みや痺れ(しびれ)、突然の息切れ、胸の痛み、激しい頭痛、めまい、急速な視力の低下といった症状が現れた際には、速やかに医師と相談してください。

重大な副作用には、以下のものが報告されております。

・視力異常(目の疲れ、視力低下、かすみ目、
 視野の異常)
・血栓症(手足の痛み・はれ・むくみ・しびれ、
 胸の痛み、突然の息切れ・息が苦しい、
 急激な視力の低下、視野が欠ける、目が痛む、
 頭痛、片側の麻痺、うまく話せない、意識が薄れる)
・重い血液成分の異常(発熱、喉の痛み、口内炎、
 だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や歯肉出血など
 出血傾向)
・肝臓の重い症状(だるい、食欲不振、吐き気、
 発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、
 尿が褐色)
・子宮筋腫・子宮内膜症・子宮内膜ポリープ
 (性器不正出血、下腹部の強い痛み)
・間質性肺炎(から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、
 発熱)
・アナフィラキシー様症状(蕁麻疹(じんましん)、
 全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー))
・重い皮膚症状(高熱、ひどい発疹・発赤、
 唇や口内のただれ、のどが痛い、水ぶくれ、
 皮がむける、強い痛み、目の充血)
・膵炎(上腹部〜背中の強い痛み、吐き気、吐く)
・胆汁うっ滞
・白血球減少
・血小板減少症
・水疱性類天疱瘡
・皮膚粘膜眼症候群
・無顆粒球症
・静脈炎

上記の様な症状が見られた場合、速やかに医師へ連絡してください。

これ以外の副作用には、下記のものがあります。

・生理不順、無月経、性器不正出血
・吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛
・頭痛、めまい、ほてり、発汗、むくみ、体重増加
・ホットフラッシュ
・のぼせ
・うつ状態
・動悸、膝の痛み、老眼の急激な進行
・肌、爪、髪質の衰え
・肝機能異常
・発疹
・骨の痛み
・白内障
・潮紅

長期の服用に伴い、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮内膜ポリープを生じる場合があります。

稀に、子宮内膜がんの報告もある模様。予定外の性器出血があった場合には、速やかに医師に相談してください。

さらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

注意事項

持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
また、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方も、医師に伝えてください。

以下の方は、基本的には、禁忌です。

・本剤に対し過敏症のある方
・妊娠中または妊娠している可能性のある方

以下の方は、使用にあたって注意が必要です。

・白血球減少や血小板減少などの血液異常のある方

以下の薬剤等との併用には注意が必要です。

・抗血栓薬のワルファリン(ワーファリン)
・抗エイズウイルス薬のリトナビル(ノービア)
・結核の薬のリファンピシン(リファジン)
・SSRIと呼ばれる系統の抗うつ薬。
 (例:パロキセチン(パキシル)など)

飛行機等、長時間、身体を動かさない状態が続いた場合、血栓症のリスクが高まる可能性があります。その場合には、水分を多めに摂取し、可能な限り、身体を動かしてください。

喫煙(タバコ)は、血栓症のリスクを高めるため、控えてください。

ノルバデックスを服用中は、ホルモン剤以外の方法で避妊してください。

本剤の投与に伴い、子宮体癌、子宮肉腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、子宮内膜症がみられる場ありがあります。そのため、本剤投与中、及び、投与終了後の方は、定期検査を行う様にしてください。

不正出血等の症状があった場合には、速やかに医師に相談し、検査を受け、適切な処置を受けてください。

服用期間中は、時々、女性ホルモン(E2、FSH、LH、プロゲステロンなど)を、測定してください。(保険適用可)
もし、E2(エストラジオール)等が増加していた場合には、ノルバデックスが卵巣を過剰に刺激し、エストロゲンが通常よりも増加している可能性があります。その場合には、別の薬(ゾラデックス等)に切り替える可能性もありますので、医師と相談してください。

また、「うつで自殺したくなる」様な場合には、医師と相談し、服用を中止する必要があります。

尚、閉経後の乳癌の術後補助療法は、現在、アロマターゼ阻害剤が標準治療薬となっています。

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