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アドエア副作用
アドエアとは
アドエア錠(英語名:Adoair)とは、サルメテロールキシナホ酸塩(Salmeterol xinafoate)、フルチカゾンプロピオン酸エステル(Fluticasone propionate)を主成分とする吸入ステロイド薬です。
気道を広げ、炎症を抑制する効果があります。
主に、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療に利用されています。
アドエアの主成分である、サルメテロールキシナホ酸塩は、β2刺激薬と呼ばれ、気管支拡張作用があります。
一方、もう一つの主成分である、フルチカゾンプロピオン酸エステルは、ステロイド薬であり、強い抗炎症作用があり、この作用によって、気道の炎症を抑制することで、喘息発作を発生しにくい状態にします。
アドアエは、この2つの主成分の、相乗作用によって、呼吸機能改善効果が期待されます。
アドエアは、グラクソ・スミスクライン株式会社により、製造・販売されております。
効能は、以下の通りです。
・気管支喘息
・慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解
何れも、吸入ステロイド剤、及び、長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合に限ります。
アドエアには、以下の種類があります。
・アドエア100ディスカス28吸入用
・アドエア100ディスカス60吸入用
・アドエア250ディスカス28吸入用
・アドエア250ディスカス60吸入用
・アドエア500ディスカス28吸入用
・アドエア500ディスカス60吸入用
・アドエア50エアゾール120吸入用
・アドエア125エアゾール120吸入用
・アドエア250エアゾール120吸入用
アドエア副作用
アドエアの主な副作用には、嗄声、口腔カンジダ症、頭痛、口腔咽頭カンジダ症、振戦、鼻炎などがあります。
重大な副作用には、以下のものが報告されております。
・アナフィラキシー様症状(蕁麻疹(じんましん)、
全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー)、
呼吸困難、気管支攣縮、全身潮紅、血管浮腫など)
・低カリウム血症(だるい、便秘、動悸、脈の乱れ、
筋力低下(力が入らない))
・肺炎
上記の様な症状が見られた場合、速やかに医師へ連絡してください。
これ以外の副作用には、下記のものがあります。
・のど(咽喉頭)の刺激感、不快感、味覚異常
・嗄声(声のかすれ、のどのイガイガ感)
・過敏症(じんましん、発疹、血管浮腫など)
・口腔及び呼吸器カンジダ症、嗄声、
・口腔及び咽喉刺激感(異和感、疼痛、不快感等)
・感染症、味覚異常、むせ、咳、口内乾燥
・気管支攣縮、心悸亢進、血圧上昇、不整脈
・脈拍増加、頭痛、振戦、睡眠障害、悪心、腹痛
・筋痙攣、関節痛、浮腫、高血糖
・鼻炎、胸痛、皮膚挫傷(皮下出血等)
サルメテロールの過量投与によって、不整脈、頻脈、振戦、頭痛及び筋痙攣等の症状が悪化する場合があります。
この延長線上の重篤な症状として、高血糖、低カリウム血症、心室性不整脈、場合によっては心停止等が発現する場合ばあります。
フルチカゾンプロピオン酸エステルの過量投与によって、副腎皮質機能抑制等の全身性の作用が発現する場合があります。
小児が、本剤を長期間に渡り、過量に吸入した結果、低血糖、及びそれに伴う意識低下、痙攣などの症状を伴う、急性副腎皮質機能不全の発現が報告されています。
また、副腎皮質機能が抑制されている方は、手術、外傷、感染、本薬を急激に減量した際等に、急性副腎皮質機能不全が発現する可能性があります。
アドエアの注意事項
持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
以下の方は、基本的には、禁忌です。
・対処不明な感染症、深在性真菌症のある方
(有効な抗菌剤が存在しないもの)
・本剤に対し過敏症のある方
以下の方は、原則、禁忌です。
・結核性疾患の方
以下の方は、使用にあたって注意が必要です。
・感染症のある方
・甲状腺機能亢進症の方
・高血圧の方
・心疾患のある方
・糖尿病の方
以下の薬剤等との併用には注意が必要です。
・CYP3A4阻害剤(リトナビル等)
・カテコールアミン(アドレナリン、イソプレナリン等)
・キサンチン誘導体
・ステロイド剤
・利尿剤
本薬は、症状が急速に悪化した際に利用するものでは、ありません。
あくまで、併用して利用する薬です。
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