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バルトレックス副作用
バルトレックスとは
バルトレックス錠（英語名：VALTREX ）とは、バラシクロビル塩酸塩（Valaciclovir Hydrochloride）を主成分とする、アシクロビル系の抗ウイルス化学療法剤です。
バルトレックスは、ヘルペスウイルスの増殖を抑制する薬です。主に、単純疱疹、帯状疱疹、性器ヘルペス、水痘（水ぼうそう）の治療や再発の抑制に利用されております。
バルトレックスは、ウイルス感染細胞内で活性化することにより、ウィルスのDNA鎖の伸長を停止させ、ウィルスDNAの複製を阻害することで、ヘルペスウィルスの増殖を抑制します｡
バルトレックスは、グラクソ・スミスクライン株式会社により、製造・販売されております。
効能は、以下の通りです。
・単純疱疹の治療
・帯状疱疹の治療
・性器ヘルペスの再発抑制
・水痘の治療
バルトレックスには、以下の種類があります。
・バルトレックス錠500
・バルトレックス顆粒50%
バルトレックス副作用
バルトレックスの主な副作用には、頭痛、眠気等の意識低下、腹痛、嘔気、下痢、便秘、上腹部痛、嘔吐、傾眠、蕁麻疹（じんましん）などがあります。
重大な副作用には、以下のものが報告されております。
・アナフィラキシーショック、アナフィラキシー
（呼吸困難、血管浮腫等）
・汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少
・播種性血管内凝固症候群（DIC）
・血小板減少性紫斑病
・急性腎不全
・精神神経症状（意識障害（昏睡）、せん妄、妄想、
幻覚、錯乱、痙攣、てんかん発作、麻痺、脳症等）
・中毒性表皮壊死融解症
（Toxic Epidermal Necrolysis：TEN）
・皮膚粘膜眼症候群（Stevens-Johnson症候群）
・呼吸抑制、無呼吸
・間質性肺炎
・肝炎、肝機能障害、黄疸
・急性膵炎
上記の様な症状が見られた場合、速やかに医師へ連絡してください。
これ以外の副作用には、下記のものがあります。
・過敏症（発疹、蕁麻疹、そう痒、光線過敏症）
・肝炎、肝機能検査値の上昇
・嘔気、嘔吐、腹部不快感、下痢、腹痛
・めまい、頭痛、意識低下
・腎障害
バルトレックスの過量投与により、急性腎不全、精神神経症状（錯乱、幻覚、激越、意識低下、昏睡等）などの症状が報告されています。
また、嘔気・嘔吐が発現する可能性もあります。
バルトレックスの注意事項
持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
以下の方は、基本的には、禁忌です。
・本剤に対し過敏症のある方
・アシクロビルに対し過敏症のある方
以下の方は、使用にあたって注意が必要です。
・腎障害のある方
・高齢者の方
以下の薬剤等との併用には注意が必要です。
・プロベネシド
・シメチジン
・ミコフェノール酸 モフェチル
・テオフィリン
バルトレックスは、発病後、なるべく早く服用すること。投与が早ければ早いほど、効果が高い傾向があります。
本剤を服用中は、なるべくセックスを控えること。また、パートナーへの感染を抑制するため、しばらくは、コンドームを使用すること。
意識障害などの副作用が発現する場合があるため、車の運転や危険を伴う作業などは、控えること。
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