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メルカゾール副作用
メルカゾールとは
メルカゾール錠（英語名：MERCAZOLE ）とは、チアマゾール（Thiamazole）を主成分とする、甲状腺ホルモンを抑える薬です。
通常、バセドウ病などの甲状腺機能亢進症の治療に利用されます。
甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンの分泌が多くなり、身体の代謝が高レベルで継続する状態のことで、通常「バセドウ病」と呼ばれています。
メルカゾール錠は、抗甲状腺薬です。甲状腺のペルオキシダーゼという酵素を、有効成分のチアマゾールが阻害することで、甲状腺ホルモンの合成を抑えます。
メルカゾールは、中外製薬株式会社により、製造・販売されております。
効能は、以下の通りです。
・甲状腺機能亢進症
メルカゾールには、以下の種類があります。
・メルカゾール錠5mg
メルカゾール副作用
メルカゾールの主な副作用には、発疹、蕁麻疹（じんましん）、皮膚がかゆくなる、甲状腺の腫れ、筋肉痛、筋肉のつり等があります。
重大な副作用には、以下のものが報告されております。
・汎血球減少、再生不良性貧血、無顆粒球症、
白血球減少頻度不明 汎血球減少、再生不良性貧血、
無顆粒球症、白血球減少など重い血液成分の異常
（初期症状：発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、
皮下出血（血豆・青あざ）や歯肉出血など出血傾向）
・肝機能障害（だるい、食欲不振、吐き気、発熱、
発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色）
・低プロトロンビン血症、第VII因子欠乏症、
血小板減少、血小板減少性紫斑病頻度
・SLE様症状（筋肉や関節が痛む、体や顔が赤くなる、
紅斑、発熱、
手足や首の付け根のリンパ節腫脹、脾腫等）
・多発性関節炎（あちこちの関節の腫れや痛み）、
移動性関節炎など
・横紋筋融解症（筋肉痛、脱力感、CK（CPK）上昇、
血中及び尿中ミオグロビン上昇、
手足のしびれ・けいれん、手足に力が入らない、
歩行困難、赤褐色の尿）
・間質性肺炎（から咳、息苦しさ、発熱、咳嗽、
少し動くと息切れ、呼吸困難、
胸部X線異常等）
・低血糖（ふるえ、さむけ、動悸、冷や汗、
力の抜けた感じ、強い空腹感、頭痛、不安感、
吐き気、目のちらつき、イライラ、眠気、
ぼんやり、重くなると、異常な言動、けいれん、
昏睡（意識がなくなる））
・血管炎症候群（血尿、蛋白尿、発熱、関節痛、
肺出血（初発症状：咳嗽、喀血、呼吸困難等）、
関節腫脹、皮膚潰瘍、紫斑、尿の濁り、
息苦しい、皮下出血（青あざ））
上記の様な症状が見られた場合、速やかに医師へ連絡してください。
これ以外の副作用には、下記のものがあります。
・脱毛、色素沈着、そう痒感、紅斑、発疹、
蕁麻疹（じんましん）、発赤、かゆみ等
・筋肉痛、関節痛、脱毛
・肝機能数値（AST（GOT）、ALT（GPT）上昇等）
・悪心・嘔吐、下痢、食欲不振等
・発熱、頭痛、めまい、末梢神経異常等
・こむらがえり、筋肉痛、関節痛
・好酸球増多
・CK（CPK）上昇、けん怠感、リンパ節腫脹、
唾液腺肥大、浮腫、味覚異常（味覚減退を含)
メルカゾールの過量投与により、甲状腺腫、甲状腺機能低下などの症状が報告されています。
メルカゾールの注意事項
持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
以下の方は、基本的には、禁忌です。
・本剤に対し過敏症のある方
以下の方は、使用にあたって注意が必要です。
・肝障害のある方
・白血球減少又は他の血液障害のある方
・妊婦、または、妊娠している可能性のある方
以下の薬剤等との併用には注意が必要です。
・クマリン系抗凝血剤
・ワルファリンカリウム
・ジギタリス製剤
・ジゴキシン等
本剤を服用している方は、授乳は避ける必要があります。
高齢の方の場合、生理機能が低下しているため、用量には注意が必要です。
薬の用量は、指定の用量を守りましょう。
この薬の服用を開始後は、食べ過ぎに注意しましょう。
過労にならない様、激しい運動なども控えましょう。
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