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スピルリナ副作用

スピルリナとは

スピルリナ(Spirulina)とは、アフリカや中南米の塩湖に生息している藻の一種です。
スピルリナには、食物繊維、たんぱく質、各種ビタミン・ミネラル等、大変豊富な栄養素が含まれており、クロレラ等と比較して、消化吸収に優れているといわれています。

そのため、現地では、栄養価の高い食品として、昔から活用されており、過酷な環境でも生息可能な、非常に生命力の強い藻として、食用に利用されています。

スピルリナの栄養素を列挙すると、以下の様になります。

・タンパク質
・糖質
・脂肪酸
・各種ビタミン(A、B1、B2、B6、B12、葉酸、C、D、E、K)
・カルシウム
・マグネシウム
・ナトリウム
・鉄
・亜鉛
・リン
・カリウム
・ヨウ素
・葉緑素
・コラーゲン
・アミノ酸(特に体内生成できない必須アミノ酸)
・有胞子性の乳酸菌
・クロロフィル
・ガンマリノール酸
・非酸化ヒコシアニン
・ベータカロテン
・フィコシアニン

実に、5大栄養素の40種類以上を含んでおります。(文献によっては、100種類以上とも言われています。)

スピルリナには、上記の様に、緑黄色野菜に劣らないビタミン、ベータカロチン、ミネラル等が含まれているため、偏食の方、野菜嫌いの方、食生活が乱れている方に、重宝されています。

また、スピルリナに含まれている豊富な食物繊維は、腸内で環境を整え、便秘等を解消する作用があります。

鉄などのミネラルも豊富なため、美容として、美しい肌を生成する効果があると言われています。

スピルリナは、抗酸化作用も強いので、血液をサラサラに保ち、悪玉コレステロールの減少にも寄与しているとの報告もあります。

その他にも、生活習慣病の予防、ガン細胞の増殖を抑制、クロロフィルによる口臭予防と、良いことずくめです。

スピルリナは、食品ですので、薬とは異なり、通常、サプリメントの形で摂取する形になります。ほとんど副作用のない、アルカリ性食品です。

スピルリナは、その栄養素の豊富さから、世界で最も完璧な食品と言われております。

アメリカのNASAが、スピルリナを宇宙食として採用し、将来は、宇宙で栽培することも検討しているとの報告があります。

日本でも、実に20年間にわたって、スピルリナと水だけで生活をしたと言う報告があります。

また、スピルリナの食物繊維は、水分を吸収し膨張しますので、食前に水と一緒に摂取することにより、食欲を抑える作用が期待され、食べ過ぎを防ぎます。結果として、ダイエットにも有効であると考えられています。

この様に、栄養面で完璧な食品と言われているスピルリナですが、別の側面からも脚光を浴びつつあります。

それは、体内に取り込まれた、放射性物質の排泄効果です。

ロシアの放射線医療研究所は、スピルリナが、体内のセシウムを排泄する効果があると報告しており、さらに、ヨウ素をフンダンに含んでいるスピルリナは、副作用のないヨウ素剤としても活用できます。

実際に、1986年4月26日に発生したチェルノブイリ原発事故の際、後遺症に苦しむ子供たちに与えられ、実に、83%の子供たちに対して放射能濃度が減少したと報告されています。

また、ガンで放射線治療を行った場合、白血球が大きく減少するケースがあります。これはつまり、人為的な放射線被爆であり、広島や長崎の被爆者にも多く見られました。スピルリナを摂取することにより、白血球の減少を抑制し、放射能が原因となる白血病にも一定の効果があると言われています。
さらに、重金属、抗がん剤・抗生物質・鎮痛剤などの薬物によって引き起こされる腎臓障害に対しても有効であると報告されています。

スピルリナは、食品(サプリメント)であるため、効能を記載することは、余りありませんが、以下の様な効果があると言われています。

・アンチエイジング作用
・デトックス作用
・免疫力強化作用
・食欲を抑える(ダイエット)作用
・放射性物質の排泄作用
・糖尿病、高脂血症、高血圧の改善作用
・抗酸化作用
・栄養補給作用
・ガン予防作用
・コレステロール値の低下作用

上記の様な理由から、これまでに、スピルリナは多くの国際機関から、安全性や有益性が評価され、下記の様に太鼓判を押されています。

・国連食糧農業機関(FAO)は、
 「未来の最も理想的な食糧資源」として、
 スピルリナを推薦。
・国連・ユニセフは、
 「明日の最も理想的で最も完璧な食品」として、
 スピルリナを推薦。
・国際微生物蛋白質会議は、
 「未来のスーパー栄養食品」として、
 スピルリナを認定。
・1974年、国連の世界食糧会議は、
 「スーパー栄養食品」
 としてスピルリナを公認。
・国連の世界食糧協会(WFT)は、
 「21世紀の最も理想的な栄養源」として、
 スピルリナを称賛。
・世界保健機構(WHO)は、
 「人類の21世紀の最も優秀な蛋白質源の1つ」として、
 スピルリナを認定。
 実際に、クロアチアやボスニア難民の子供達の
 栄養確保のため、WHOの要請で送られました。
・米国食品医薬品局(FDA)は、
 「副作用がなく、天然の最優秀蛋白質源の1つ、
  正式な栄養食品」として、スピルリナを認定。


スピルリナ副作用

スピルリナの副作用としては、以下の様なものが報告されています。

・熱っぽい感じがする
・フラフラする
・のどの渇き
・便秘
・腹痛
・肌のかゆみ、湿疹
・下痢
・発疹(ほっしん)
・胃の不快感
・光過敏症
・皮膚障害

スピルリナの葉緑素(クロロフィル)が分解して出来るフェオホルバルトは、光過敏症の原因や、皮膚障害を起こす場合があります。

現時点まで、スピルリナに関する重大な副作用は、報告されていません。

また、過剰に摂取した場合でも、身体を害することは、まずありません。但し、無駄な利用になります。


注意事項

以下の方は、使用にあたって注意が必要です。

・副甲状腺機能亢進症の方
・海産物へのアレルギーのある方
・高熱のある方
・ワーファリンを服用している方
・医師からビタミンKの摂取を控えるように言われている方

スピルリナを服用する場合には、水やぬるま湯で飲んでください。お茶での服用は、推奨しません。また通常より、約500tほど、多めの水を摂取する様にしてください。

スピルリナの服用後、約30分間は、スピルリナの栄養や酵素等を壊すと言われている、アルコール、コーヒー、清涼飲料水等を飲むのを控えてください。

一日の規定量までなら、何度スピルリナを摂取しても結構です。

一日あたりのスピルリナの摂取量の目安は、だいたい、3グラムから6グラムです。

病気治療のため、ワーファリンを服用している方は、スピルリナを摂取すると、ワーファリンの働きを弱める可能性があります。

尚、スピルリナに含まれるているビタミンKは、血を早く固める作用があります。

つまり、ワーファリンとビタミンKは、反対の作用を持っているため、両方を同時に摂取すると、相互に作用を弱める形になります。

そのため、医師からビタミンKの摂取を控えるように言われている方も、スピルリナの摂取は控えてください。

スピルリナだけではなく、ビタミンKを含む他のサプリメント等も、同様にワーファリンの働きに、影響をあたえるので注意しましょう。

尚、スピルリナと他の医薬品やサプリメントとの相互作用は、上記以外、現時点では、報告されていません。

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