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オルニチン副作用

オルニチンとは

オルニチン(ornithine, 略称 Orn)とは、たんぱく質を構成しない遊離アミノ酸の一種で、尿素回路を構成する物質でもあります。
オルニチンの主な働きには、以下のものが報告されています。

・成長ホルモンを分泌させる
・筋肉を作り、基礎代謝を高め、体脂肪を分解
・細胞分裂を活発にする
・肌の新陳代謝が促進
・肝臓の解毒作用を高める
・アンモニアを分解し二日酔いを解消
・脂肪燃焼効率が高まり効果的に痩せる

上記の様な働きから、ダイエットや美容への効果、肝機能の働きを良くする成分として、利用されています。

尿素回路上では、オルニチンは、アルギニンの分解によって生成されます。

オルニチンは、「シジミ」、「エノキダケ」、「キハダマグロ」、「ヒラメ」に多く含まれていますが、過不足なく摂取するためには、これらを大量に食べる必要がありますが、効率的に摂取するため、通常、サプリメントを利用します。

オルニチンは、体内に存在する成分であるため、これまでに重篤な副作用の報告はない様です。

オルニチンは、体内に入ると、ポリアミンという成分に変化します。この成分は、肌の新陳代謝を高める作用を持つため、老化防止にもなると言われています。

L-オルニチンのサプリメントとしては、DHC、協和発酵等、多くの会社から販売されております。


オルニチン副作用

オルニチンの副作用は、現時点までに、重篤なものは、報告されていません。

オルニチンは、体内に蓄積されるものではないため、摂取し過ぎによる副作用も、それほど心配はありません。

健常人に対して、オルニチンを、1〜7g/日の割合で経口投与した結果、副作用がなかったと報告されています。また、10g以上の経口摂取で、胃腸の不調(腹痛、痙性胃痛、下痢)が発生することがあると報告されています。但し、これは、オルニチンだけではなく、アルギニン等のアミノ酸でも、大量に摂取すれば発生する症状です。過剰摂取は、どんな成分にしても、控える必要があります。

オルニチンと、その他の成分を配合したサプリメントでは、過剰摂取によって肌荒れ等の副作用があると言われています。

また、サプリメントによっては、オルニチン以外の構成成分により、アレルギー症状などが発生する場合があります。


注意事項

妊娠中や授乳中の方は、摂取を控えた方が良いかもしれませんので、医師とご相談ください。

ヘルペス感染症の方も、避けた方が無難です。

サプリメントとして、あくまでも常識の範囲内で摂取し、利用してください。
もし、何らかの違和感を感じた場合には、摂取を中止し、医師に相談しましょう。

医薬品との相互作用に関しても、特に報告はありません。しかし、医療機関を受診している方や、薬を飲んでいる方は、念のため医師とご相談ください。

また、子供の服用に際しては、成人向けのサプリメントであるため、控えた方が無難かと思われます。

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