「副作用大百科」トップ > 薬によるもの > ゼニカル副作用(ゼニカル錠)
スポンサーリンク
ゼニカル副作用(ゼニカル錠)
ゼニカルとは(ゼニカル錠とは)
ゼニカル(ゼニカル錠)とは、摂取した食物の脂肪を体内へ吸収することを阻害することにより、そのまま体外へ排泄させる、新しいタイプの肥満治療薬です。
ゼニカル(XENICAL)の主成分は、オルリスタット(オーリスタットとも云われる)(Orlistat)です。
通常、脂肪は、肝臓より分泌された胆汁のリパーゼ酵素により分解されて、腸で吸収されます。リパーゼは、脂肪を腸から吸収し易くするために細分化する消化液です。
ゼニカル(オルリスタット)は、このリパーゼの作用を阻害しますので、脂肪は分解されないで、そのまま腸を素通りし、便として排泄されます。つまり、脂肪吸収阻害剤です。
食事で摂取した脂肪分の約30%を体外へ排泄すると云われているため、食前に服用した場合には、摂取カロリーを大幅に削減することが可能になります。食事や食欲を抑える方法ではないため、我慢する必要もなく、比較的ダイエットに成功しやすいといわれています。
重大な副作用の心配は、ほとんどなく、新しいタイプの安全なダイエットピル(やせ薬)と云われ、海外では人気があります。
ただし、ゼニカルの服用によって、即刻、効果が出るものではありません。あくまで、脂肪の体内への吸収を阻害する訳ですから、これまで既に体内に付いている脂肪を取り除くことはありません。
当然のことですが、既に身体に付いている脂肪については、運動等により燃焼する必要があります。
また、タンパク質やデンプンは、腸から通常通り吸収されますので、グリコーゲンの形で、体内に蓄積されます。
上記の理由から、ゼニカルの効果が現れるためには、だいたい半年〜1年程度の期間が必要といわれています。
適応症は、以下の通りです。
・重度の肥満症
メタボリックシンドロームや生活習慣病に対する予防に、ゼニカルを利用し、ダイエットする方も多いとの報告があります。
体脂肪が多くて、高血圧、高コレステロール、高血糖値等に該当する方にとっては、ゼニカルにより、ダイエット、減量を行うことで、メタボリックシンドローム対策になると思われます。
ゼニカルは、ROCHE(ロシュ)社で開発され、米国では肥満治療薬としてFDAにより認可されております。日本では、2011年現在、未認可です。
ゼニカルは、以下の種類があります。
・ゼニカルカプセル120mg
日本では、認可されておりませんので、ゼニカルを取り扱っている病院で処方してもらうか、医師の同意書を添えて個人輸入する形で入手することになります。
ゼニカルで治療した場合、通常では、2週間以内に減量が開始され、6ヶ月〜12ヶ月間、減量し続けると云われています。
その後につきましても、減量体重を維持することが出来、再び体重が増加することを防止することが報告されています。
減量の幅が少ないケースでも、心臓や血管系の病気、糖尿病のリスクがある場合には、健康に対して大きなアドバンテージとなります。
通常、高血圧や、高血糖、高コレステロール等、危険因子の改善効果は、治療開始1ヶ月程で認められ、ゼニカルの服用中は、その効果を一定水準、維持すると言われています。
尚、海外では、ゼニカルのジェネリック医薬品も多く出回っております。
ゼニカル副作用(ゼニカル錠)
ゼニカルの主な副作用には、下痢、ビタミン不足、胃部膨満感などがあります。
副作用には、以下のものが報告されております。
・肝機能障害、黄疸
・油分や脂肪分を含んだ排便、便の悪臭
・下痢
・ビタミン不足(主に脂溶性のA・D・E・K)
・胃部膨満感
・腸膨満感
・便秘
・軟便
・腹痛
・便意回数増加
・放屁(おなら)
・急な便意、頻繁な便意
・食欲不振
・肌のかさつき、乾燥肌
・オイルスポット
・鼓腸
・油分の除去、便失禁
・直腸からの漏れ
・上部呼吸器感染
・脂肪便
・歯肉の障害
・吐き気
・直腸の刺激
・歯の不調
注意事項
持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
また、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方も、医師に伝えてください。
以下の方は、基本的には、禁忌です。
・本剤に対し過敏症のある方
・活性物質や添加物に過敏症のある方
・シクロスポリンとの併用を同時に行う方
・慢性吸収不良症候群の方
・胆汁分泌停止のある方
・妊婦の方、又は妊娠している可能性のある方
・授乳中の方
・ワルファリン等、経口抗凝血剤を使用している方
・熱帯性スプルー症の方
・特発性脂肪便症の方
・必須栄養分の吸収力が必要量より低い方
以下の方は、使用にあたって注意が必要です。
・薬物過敏症の方
・高齢の方
・小児
甲状腺機能低下症等、肥満の原因となる可能性のあるものは、ゼニカルの服用前に排除する必要があります。
放屁と同時に油が出てしまい、下着等を汚す場合があります。
ゼニカルの入手は、病院で処方してもらうか、個人輸入になります。個人輸入で入手する場合には、何が起きても自己責任なので、厚生労働省の、こちらのページを参考に、偽薬等に注意してください。
脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収を妨げる可能性があります。この影響で、乾燥肌になる場合があります。
魚や野菜などを大目に摂取して補うとか、又は、野菜等が沢山でコッテリしたものが少ない食事の際には、ゼニカルを飲まない等、工夫が必要です。
マルチビタミンなどのサプリメントで補うことも良いでしょう。その場合には、ゼニカルの服用前後2時間は避ける様にしてください。
3度の食事の脂肪分の摂取量は、はなるべく平均的に摂るようにして下さい。一度に非常に高い脂肪分を含んだ食事と一緒にゼニカルを服用した場合、胃腸に対するゼニカルの効果が、必要以上に増加するリスクがあるためです。
糖尿病の方の場合には、体重減少に伴い代謝が改善するため、糖尿の薬を飲んでいる方は、医師に相談の上、服用を開始してください。抗糖尿薬の使用量を調節する必要があるためです。
減量は、血圧やコレステロールレベルの改善を伴う場合がありますので、高血圧や高コレステロール血症の薬を飲んでいる方の場合には、医師に相談してください。用量を調節する必要があるためです。
同様に、以下に該当する方は、医師と相談してください。
・アミオダロンを使用している方
・直腸出血の既往歴のある方
・腎臓に病気のある方
・レボチロキシンを使用している方
・抗てんかん薬を飲んでいる方
以下の薬剤との併用は禁忌です。
・シクロスポリン
・経口抗凝血剤(ワルファリン等)
以下の薬剤等との併用には注意が必要です。
・経口避妊薬
・レボチロキシン
・抗てんかん薬
・脂溶性ビタミン
・アカルボース(糖尿病治療薬)
・アミオダロン
ゼニカル(ゼニカル錠)とは、摂取した食物の脂肪を体内へ吸収することを阻害することにより、そのまま体外へ排泄させる、新しいタイプの肥満治療薬です。
ゼニカル(XENICAL)の主成分は、オルリスタット(オーリスタットとも云われる)(Orlistat)です。
通常、脂肪は、肝臓より分泌された胆汁のリパーゼ酵素により分解されて、腸で吸収されます。リパーゼは、脂肪を腸から吸収し易くするために細分化する消化液です。
ゼニカル(オルリスタット)は、このリパーゼの作用を阻害しますので、脂肪は分解されないで、そのまま腸を素通りし、便として排泄されます。つまり、脂肪吸収阻害剤です。
食事で摂取した脂肪分の約30%を体外へ排泄すると云われているため、食前に服用した場合には、摂取カロリーを大幅に削減することが可能になります。食事や食欲を抑える方法ではないため、我慢する必要もなく、比較的ダイエットに成功しやすいといわれています。
重大な副作用の心配は、ほとんどなく、新しいタイプの安全なダイエットピル(やせ薬)と云われ、海外では人気があります。
ただし、ゼニカルの服用によって、即刻、効果が出るものではありません。あくまで、脂肪の体内への吸収を阻害する訳ですから、これまで既に体内に付いている脂肪を取り除くことはありません。
当然のことですが、既に身体に付いている脂肪については、運動等により燃焼する必要があります。
また、タンパク質やデンプンは、腸から通常通り吸収されますので、グリコーゲンの形で、体内に蓄積されます。
上記の理由から、ゼニカルの効果が現れるためには、だいたい半年〜1年程度の期間が必要といわれています。
適応症は、以下の通りです。
・重度の肥満症
メタボリックシンドロームや生活習慣病に対する予防に、ゼニカルを利用し、ダイエットする方も多いとの報告があります。
体脂肪が多くて、高血圧、高コレステロール、高血糖値等に該当する方にとっては、ゼニカルにより、ダイエット、減量を行うことで、メタボリックシンドローム対策になると思われます。
ゼニカルは、ROCHE(ロシュ)社で開発され、米国では肥満治療薬としてFDAにより認可されております。日本では、2011年現在、未認可です。
ゼニカルは、以下の種類があります。
・ゼニカルカプセル120mg
日本では、認可されておりませんので、ゼニカルを取り扱っている病院で処方してもらうか、医師の同意書を添えて個人輸入する形で入手することになります。
ゼニカルで治療した場合、通常では、2週間以内に減量が開始され、6ヶ月〜12ヶ月間、減量し続けると云われています。
その後につきましても、減量体重を維持することが出来、再び体重が増加することを防止することが報告されています。
減量の幅が少ないケースでも、心臓や血管系の病気、糖尿病のリスクがある場合には、健康に対して大きなアドバンテージとなります。
通常、高血圧や、高血糖、高コレステロール等、危険因子の改善効果は、治療開始1ヶ月程で認められ、ゼニカルの服用中は、その効果を一定水準、維持すると言われています。
尚、海外では、ゼニカルのジェネリック医薬品も多く出回っております。
ゼニカル副作用(ゼニカル錠)
ゼニカルの主な副作用には、下痢、ビタミン不足、胃部膨満感などがあります。
副作用には、以下のものが報告されております。
・肝機能障害、黄疸
・油分や脂肪分を含んだ排便、便の悪臭
・下痢
・ビタミン不足(主に脂溶性のA・D・E・K)
・胃部膨満感
・腸膨満感
・便秘
・軟便
・腹痛
・便意回数増加
・放屁(おなら)
・急な便意、頻繁な便意
・食欲不振
・肌のかさつき、乾燥肌
・オイルスポット
・鼓腸
・油分の除去、便失禁
・直腸からの漏れ
・上部呼吸器感染
・脂肪便
・歯肉の障害
・吐き気
・直腸の刺激
・歯の不調
注意事項
持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
また、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方も、医師に伝えてください。
以下の方は、基本的には、禁忌です。
・本剤に対し過敏症のある方
・活性物質や添加物に過敏症のある方
・シクロスポリンとの併用を同時に行う方
・慢性吸収不良症候群の方
・胆汁分泌停止のある方
・妊婦の方、又は妊娠している可能性のある方
・授乳中の方
・ワルファリン等、経口抗凝血剤を使用している方
・熱帯性スプルー症の方
・特発性脂肪便症の方
・必須栄養分の吸収力が必要量より低い方
以下の方は、使用にあたって注意が必要です。
・薬物過敏症の方
・高齢の方
・小児
甲状腺機能低下症等、肥満の原因となる可能性のあるものは、ゼニカルの服用前に排除する必要があります。
放屁と同時に油が出てしまい、下着等を汚す場合があります。
ゼニカルの入手は、病院で処方してもらうか、個人輸入になります。個人輸入で入手する場合には、何が起きても自己責任なので、厚生労働省の、こちらのページを参考に、偽薬等に注意してください。
脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収を妨げる可能性があります。この影響で、乾燥肌になる場合があります。
魚や野菜などを大目に摂取して補うとか、又は、野菜等が沢山でコッテリしたものが少ない食事の際には、ゼニカルを飲まない等、工夫が必要です。
マルチビタミンなどのサプリメントで補うことも良いでしょう。その場合には、ゼニカルの服用前後2時間は避ける様にしてください。
3度の食事の脂肪分の摂取量は、はなるべく平均的に摂るようにして下さい。一度に非常に高い脂肪分を含んだ食事と一緒にゼニカルを服用した場合、胃腸に対するゼニカルの効果が、必要以上に増加するリスクがあるためです。
糖尿病の方の場合には、体重減少に伴い代謝が改善するため、糖尿の薬を飲んでいる方は、医師に相談の上、服用を開始してください。抗糖尿薬の使用量を調節する必要があるためです。
減量は、血圧やコレステロールレベルの改善を伴う場合がありますので、高血圧や高コレステロール血症の薬を飲んでいる方の場合には、医師に相談してください。用量を調節する必要があるためです。
同様に、以下に該当する方は、医師と相談してください。
・アミオダロンを使用している方
・直腸出血の既往歴のある方
・腎臓に病気のある方
・レボチロキシンを使用している方
・抗てんかん薬を飲んでいる方
以下の薬剤との併用は禁忌です。
・シクロスポリン
・経口抗凝血剤(ワルファリン等)
以下の薬剤等との併用には注意が必要です。
・経口避妊薬
・レボチロキシン
・抗てんかん薬
・脂溶性ビタミン
・アカルボース(糖尿病治療薬)
・アミオダロン
スポンサーリンク
関連コンテンツ
メルカゾール副作用
メルカゾールとは
メルカゾール錠(英語名:MERCAZOLE )とは、チアマゾール(Thiamazole)を主成分とする、甲状腺ホルモンを抑える薬です。
通常、バセドウ病などの甲状腺機能亢・・・
エビオス錠 副作用
エビオス錠とは
エビオス錠(英語名:EBIOS)とは、アサヒフードアンドヘルスケアから販売されている、市販の胃腸薬です。
エビオス錠の主成分は、天然素材のビール酵母です。
このビール・・・
バルトレックス副作用
バルトレックスとは
バルトレックス錠(英語名:VALTREX )とは、バラシクロビル塩酸塩(Valaciclovir Hydrochloride)を主成分とする、アシクロビル系の抗ウイルス化学療・・・
アドエア副作用
アドエアとは
アドエア錠(英語名:Adoair)とは、サルメテロールキシナホ酸塩(Salmeterol xinafoate)、フルチカゾンプロピオン酸エステル(Fluticasone propi・・・
フェロミア副作用
フェロミアとは
フェロミア錠(英語名:Ferromia)とは、クエン酸第一鉄ナトリウムを主成分とする鉄剤の一種です。
主に、鉄欠乏性貧血を改善するための、鉄分を補充する薬です。
フェ・・・
シムビコート副作用
シムビコートとは
シムビコートとは、通常、シムビコートタービュヘイラー(Symbicort Turbuhaler)のことを示します。
シムビコートタービュヘイラーは、ブデソニド(Budes・・・
ストラテラ副作用
ストラテラとは
ストラテラ(Strattera)とは、アトモキセチン塩酸塩(Atomoxetine Hydrochloride)を主成分とする、注意力や集中力を高め、物忘れや落ち着きのなさを軽減・・・
ヘパリーゼ副作用
ヘパリーゼとは
ヘパリーゼ(Heparlyse)とは、ゼリア新薬工業が販売している、肝臓水解物を主成分とする、肝機能を改善する、滋養強壮剤です。
ドリンク剤タイプと、錠剤タイプがあり、何れ・・・
レンドルミン副作用
レンドルミンとは
レンドルミンとは、睡眠剤であり、不眠症治療剤として利用されています。
レンドルミンは、ブロチゾラム (Brotizolam)成分を利用した、ベンゾジアゼピン系の短時間型睡眠導・・・
フィンペシア副作用
AGA治療は、専門医の総合的な判断の元で治療を受けるのがベストです。また、無料にてメール相談やカウンセリングが受けられます。こちらに、各地域ごとにAGA治療を受けられるクリニックをリストアップしました・・・
ウテメリン副作用
ウテメリンとは(ウテメリン錠とは)
ウテメリン(ウテメリン錠)とは、切迫流産や切迫早産の可能性がある場合に利用する薬です。交感神経を刺激することにより子宮に作用し、筋肉の収縮を抑制します。
・・・
麻酔 副作用
麻酔とは
麻酔とは、薬を利用して痛みや身体の反射を抑制し、手術などのストレスを緩和する手法のことを指します。
大きく分けて以下の2つの種類があります。
・全身麻酔(意識が無くなります・・・
抗生物質 副作用
抗生物質とは
抗生物質とは、体内の細菌を殺す薬です。
古くはペニシリン系をはじめ、現在では、セフェム系、キノロン系、ニューキノロン系、アミノグリコシド系、テトラサイクリン系など様々な抗生物・・・
エビリファイ副作用(エビリファイ錠)
エビリファイによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。
エビリファイとは(エビリファイ錠とは)
エビリファイ(エビリファイ錠)とは、主に統合失調症の治療薬として利用されている非定型・・・
タクロリムス副作用
タクロリムスによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。
タクロリムスとは
タクロリムス(Tacrolimus)とは、身体の免疫を抑制する免疫抑制剤です。
タクロリムスは、正式・・・
リスパダール副作用(リスパダール錠)
リスパダールとは(リスパダール錠とは)
リスパダール(リスパダール錠)とは、セロトニン・ドーパミン拮抗薬(SDA)にカテゴライズされる、非定型抗精神病薬です。(略称はRPD)
リスパダール・・・
レミニール副作用(レミニール錠)
さらに詳細な想定される症状はこちらをご参照下さい。
レミニールとは(レミニール錠とは)
レミニール(レミニール錠)とは、認知症の症状を軽減する薬です。アルツハイマー型認知症の症状の進行抑制・・・
ラシックス副作用(ラシックス錠)
ラシックスによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。
ラシックスとは(ラシックス錠とは)
ラシックス(ラシックス錠)とは、強力な利尿薬です。
ラシックス(Lasix)の主成分・・・
クラリチン副作用(クラリチン錠)
クラリチンによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。
クラリチンとは(クラリチン錠とは)
クラリチン(クラリチン錠)とは、花粉症をはじめ、アレルギー性疾患を抑える、抗ヒスタミン薬で・・・