ヘパリーゼ副作用

ヘパリーゼとは

ヘパリーゼ（Heparlyse）とは、ゼリア新薬工業が販売している、肝臓水解物を主成分とする、肝機能を改善する、滋養強壮剤です。

ドリンク剤タイプと、錠剤タイプがあり、何れも、原材料として、哺乳動物の肝臓（レバー）を分解したものを使用しています。

効果としては、肝機能の改善、及び、肝臓の保護作用が期待されます。

そのため、慢性の肝臓疾患にも利用されますが、慢性疾患そのものを治療できる訳ではありません。

古くから、肝臓の治療のため、哺乳類の肝臓（レバー）が利用されており、１８９６年に初めて、肝臓水解物による、肝疾患の治療が実施されました。

この治療によって、有効性が報告された肝臓加水分解物療法は、ドイツ学派等により継承され、１９５７年には、日本でも、その有効性が認められました。

その際、主に、慢性肝炎、中毒性肝臓症、肝硬変とその初期、胆管炎、アレルギー性肝臓症、毛細胆管炎などの疾患への有効性が認められております。

アセトアルデヒドを分解・解毒する効果も期待されます。

但し、この効果は、肝細胞を保護し、肝細胞の再生を促し、結果として、肝機能を強化するため、アセトアルデヒドを分解・解毒すると言う報告もあります。

忘年会・新年会シーズンには、多くの方が、利用している模様です。

効能（適応症）は、以下の通りです。

・滋養強壮
・胃腸障害
・栄養障害
・病中病後
・肉体疲労
・発熱性消耗性疾患
・妊娠授乳期などの栄養補給
・虚弱体質

夏バテや二日酔いにも効果があると言う報告があります。また、飲み会翌日の朝、ダルさがなく、スッキリ起きられると言う方もいる様です。

本剤を飲むタイミングも、飲み会の前でも中でも後でも、効果を実感されている方がいます。


ヘパリーゼ副作用

ヘパリーゼの主な副作用には、発疹などがあります。

重大な副作用は、ほとんどありません。

その他の副作用は、以下の通りです。

・蕁麻疹（じんましん）等の過敏症状
・頭痛
・顔面のほてり
・吐き気
・胃部膨満感等

尚、上記の様な症状や、気になる症状がある方、または、しばらく服用したが症状の改善がみられない方は、本剤の利用を中止し、医師や薬剤師にご相談ください。


注意事項

持病、アレルギー等のある方、もしくは、服用中の薬がある方は、医師や薬剤師にご相談ください。

本剤の利用に伴い、尿の色が黄色になる場合がありますが、ビタミンB2によるもので、特に心配はありません。

開封時等、肝臓水解物の独特なにおいを感じる場合があります。

本剤は、肝臓の再生を促進・補強しますが、だからと言って、アルコールを大量に飲んでも良い訳ではありません。

お酒の量は、飲みすぎにならない様にしてください。