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カルシウム副作用

カルシウムとは
カルシウムとは、元素の1つですが、身体の中で重要な働きをするミネラルです。

カルシウムが最も利用されているのは、骨や歯です。骨や歯に、体内のカルシウムの実に99%が存在しております。

このうち約20%が、1年の間に細胞が入れ替わると言われております。

残りの1%は、血液中などに存在し、重要な身体への作用に関与しております。

まず、精神安定作用に寄与し、イライラを防ぐために活躍しております。このため、カルシウムが欠乏すると、イライラしやすくなります。

そして、カルシウムは、筋収縮作用へも関与しておりますので、心臓の動作を安定させ、規則正しく動かすことに関与しているのです。

カルシウムは、乳製品や、小魚、青菜類に最も多く含まれ、特に乳製品の吸収率が50%と最も効率良く体内に摂取出来ます。

産後の女性や更年期の女性にとって、カルシウムは骨から補給されるため、成長期に十分摂取しておく必要があります。

また、一般に、カルシウムのピークは、20歳と言われており、以降、ドンドン減少します。なので、成長期に十分摂取しておきたい栄養素です。

但し、カルシウムのみを極端に摂取すると、かえって過剰症になることもあります。

特にマグネシウムとの比率として2:1で、バランス良く摂取することがポイントです。


カルシウム副作用
カルシウム副作用としては、過剰症と欠乏症があります。

過剰に摂取した場合、次の様な過剰症(副作用症状)が報告されております。

・高カルシウム血症
・便秘原因の1つ
・肝臓結石リスク上昇
・尿路感染リスク上昇

欠乏の場合、次の様な欠乏症(副作用症状)が報告されております。

・くる病
・骨軟化症
・骨粗しょう症
・神経過敏
・歯周病、虫歯
・不整脈
・けいれん
・動脈硬化、高血圧、腎結石リスク上昇


注意事項
ソフトドリンクを多く飲む方や肉類を多く食べる方、又、ナトリウムを過剰に摂取されている方は、カルシウムの排出量を増加させてカルシウムが不足していると推測されます。

この様な方は、生活習慣を変更し、カルシウムを意識的に摂取する必要があります。

加工食品に多く含まれるリンは、カルシウムの吸収を抑制しますので加工食品の過剰摂取は控えましょう。

低血糖症や月経痛のある方は、カルシウムを多めに摂取すると症状が緩和されます。

抗生物質の中には、カルシウムによって効果が低下する物も存在しますので、医師や薬剤師にご相談下さい。

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