ガスター副作用

ガスターによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。

ガスターとは
ガスターとは、胃酸の分泌を強力に抑制する薬で、注射薬と内服薬があります。

日本では、山之内製薬が販売しております。

ガスターは、H2ブロッカー系の薬で、一般名はファモチジンと言います。

主に胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療の際、処方される薬です。

ガスター（ファモチジン）の開発により、これまでの胃潰瘍の手術が激減しました。それだけ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に対して抜群の効果を発揮します。

胃粘膜細胞のヒスタミンH2受容体と拮抗することで、胃液の分泌の抑制をする作用があります。

ペプシンの分泌を抑制する作用もあると言う報告もあります。

このガスター（ファモチジン）は、抗ヒスタミン薬の開発途中で、偶然発見されたのがきっかけてで薬になりました。

世界中で使われている薬です。毎日、150万人が利用しているとの報告があります。


ガスター副作用

さらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

ガスターの副作用は少ないのですが、肝機能値が一時異常になったり、便秘になったりします。

以下、ガスターによる、代表的な副作用を示します。

・便秘、発疹、眠気、頭痛、めまい。
・不安感、無気力感、混乱、幻覚、けいれん。
・アナフィラキシー・ショック
・蕁麻疹、全身発赤、顔やノドの腫れ、冷汗、顔白、
　手足のしびれ
・腎臓重症症状（発熱、発疹、吐き気、むくみ、尿濁り、
　血尿など）
・肝臓重症症状（だるさ、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、
　尿褐色など）
・皮膚重症症状（高熱、喉の痛み、唇・口内ただれ、
　ひどい発疹など）
・血液成分異常（発熱、喉の痛み、皮下出血、歯肉出血など）
・重症不整脈（動悸、頻脈、徐脈、めまい、立ち眩み、
　胸痛など）
・意識障害。
・横紋筋融解症、間質性肺炎。
・肝機能値の一時異常。
・白血球や血小板の減少。
・胸にしこりや痛み、性欲減退。
・女性化乳房、乳汁分泌、帯下増加、月経不順、勃起障害。
・腹部膨満感、下痢、軟便、口渇、悪心・嘔吐、食欲不振、
　口内炎。
・錯乱、けいれん、頭痛、頭重感、めまい、
　四肢のしびれ・こわばり感、眠け、不眠、
　ヒポコンドリー様症状、無気力感、全身倦怠感、
　うつ状態、幻覚、意識障害、不随意運動：振戦、眼振、
　パーキンソニズム。
・頻脈、徐脈、動悸、血圧上昇、顔面潮紅、耳鳴り、
　房室ブロック。
・AST・ALT・γ-GTP・AL-P・LDH・総ビリルビン上昇、
　黄疸。
・多形紅斑、脱毛。
・発熱、全身熱感、排尿困難、筋肉痛、関節痛、膵炎、
　脱毛、BUN上昇、CK上昇、味覚異常。

以前、ガスターの副作用で死亡した記事がありました。

マスコミで大々的に流されたため、インパクトも強く、良くない薬の様なイメージがありますが、調査した結果、事実は異なる様です。

状況的に、ガスターとの因果関係を検証するための情報が不足していたため、副作用と断定出来ないケースだった様です。

事実、死亡した際に医療機関からの副作用報告は、ありませんでした。

なので、山之内製薬としては、情報不足で根拠のない情報を報告する訳にはいかなかったわけです。

但し、今後は、根拠の有無に関わらず、副作用の疑いがあるケースについても報告する体制になっております。

今後は、迅速な対応が期待出来ると思われます。

さらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

注意事項
以下の疾患に罹っている患者への処方は、慎重に行う必要があります。

・肝臓病
・心臓病
・高齢者
・腎臓病
・薬物過敏症がある者

胃酸が減少するため、他に薬を飲んでいる場合、それらの薬の吸収に影響が出る場合があります。

なので他に薬を服用されている方は、ガスターの服用に際しては、医師に相談しましょう。

尚、妊婦の授乳期間中は、授乳を中断する必要があります。