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アレグラ副作用(アレグラ錠)

アレグラによる症状の詳細はこちらをご参照下さい。

アレグラとは(アレグラ錠とは)

アレグラ(アレグラ錠)とは、花粉症(アレルギー性鼻炎)や蕁麻疹、皮膚のかゆみ等を緩和させる、抗アレルギー薬です。

アレグラ(Allegra)は、第2世代抗ヒスタミン薬で、主な成分は、塩酸フェキソフェナジン(Fexofenadine hydrochloride)です。

塩酸フェキソフェナジンは、よけいな中枢神経抑制作用や抗コリン作用が弱いため、他の抗アレルギー薬と比較しても、眠気や口の渇き等の副作用が少なく、比較的即効性で、個人差はあるものの、60分以内に効果を実感出来るのが特徴です。

アレグラ錠は、同じ薬効で、毒性が指摘されていたトリルダン錠の後継として、サノフィ・アベンティスが開発し、アメリカでは、1996年に発売され、日本では、2000年に発売されました。

アレグラは、クラリチン(ロラタジン、2002年日本発売)や、ジルテック(塩酸セチリジン、1998年日本発売)と同様に、世界中で最も利用されている第二世代抗ヒスタミン薬の一つです。

その他の作用として、炎症性サイトカイン産生抑制作用、好酸球遊走抑制作用、ケミカルメディエーター遊離抑制作用などがあり、近年、花粉症の季節に、眠くならない花粉症薬として良く利用されています。

小児への利用も可能で、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患にも効果が認められています。

効能(適応症)は、以下の通りです。

・アレルギー性鼻炎(花粉症)
・蕁麻疹(じんましん)
・皮膚疾患に伴う、そう痒。
 (湿疹、皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎など)

アレグラ錠には、1錠中、塩酸フェキソフェナジンが30mg含まれているアレグラ錠30mgと、60mg含まれているアレグラ錠60mgが発売されています。

但し、アレグラは、日本では処方薬であり、市販はされていません。海外では、アメリカ等で、市販薬として販売されています。

また、2011年8月時点で、アレグラのジェネリック医薬品は、販売されていません。


アレグラ副作用(アレグラ錠)

アレグラ副作用の症状詳細はこちらをご参照下さい。

アレグラの主な副作用は、頭痛や、眠気、吐き気ですが、副作用の発現率については、プラセボ(にせ薬)と統計上ほとんど差がなく、従来の抗ヒスタミン薬と比較して、眠くなることがほとんどないと云われております。

重大な副作用には、以下のものが報告されております。

・アナフィラキシー・ショック:じんま疹、全身発赤、
 顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー)、冷汗、
 顔が白くなる、手足のしびれ、脈が弱い、血圧低下、
 目の前が暗くなり意識が薄れる
・肝臓の重い症状:だるい、食欲不振、吐き気、発熱、
 発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色、
 肝機能障害、黄疸

これ以外の副作用には、下記のものがあります。

・頭痛、頭重感、眠気、だるい、めまい
・吐き気、口の渇き、腹痛
・発疹、肝機能値の異常
・嘔吐、疲労、倦怠感、不眠、神経過敏、下痢
・消化不良
・過敏症、胸痛
・神経過敏、悪夢、睡眠障害
・血管浮腫、かゆみ、蕁麻疹、潮紅
・肝機能異常、呼吸困難

アレグラ副作用の症状詳細はこちらをご参照下さい。

注意事項

持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
また、妊娠中の方、授乳中の方も、医師に伝えてください。

アレグラは、併用の禁忌薬剤は、特にありませんが、抗生物質のエリスロマイシン(エリスロシン)との飲み合わせ(併用)には、注意が必要です。
併用により、この薬の血中濃度が上昇する場合があります。

長期の服用に際しては、肝臓への負担により、肝機能への影響に注意が必要です。

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