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ザイザル副作用(ザイザル錠)

ザイザルによる想定される症状の詳細はこちらをご参照下さい。

ザイザルとは(ザイザル錠とは)

ザイザル(ザイザル錠)とは、花粉症等のアレルギーを抑える、抗ヒスタミン薬です。

ザイザル(Xyzal)の、主成分は、レボセチリジン塩酸塩(Levocetirizine hydrochloride)で、ヒスタミン受容体(H1受容体)をブロックすることにより、花粉症をはじめ、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症などの治療に利用されます。

ザイザルは、持続性選択H1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤です。

また、アレルギーに関わる化学伝達物質(ロイコトリエン等)についても、多少抑制する作用があるとの報告があります。

レボセチリジンは、ジルテックの中からL体だけを取り出したもので、セチリジンと比較して、H1受容体への作用が2倍以上であり、さらに、血液脳関門の通過性が低く抑えられ、脳内移行率がセチリジンの半分以下であるため、仮称スーパージルテックと言われていました。

つまり、従来の薬と比較して、強力になったにも関わらず、眠気等の副作用が少ない、花粉症などに作用する、アレルギー薬です。

但し、ザイザルは、対症療法薬であるため、病気の原因を根本的に治療する訳ではありません。

適応症は、以下の通りです。

・花粉症等のアレルギー性鼻炎
・蕁麻疹(じんましん)
・湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症

ザイザルは、グラクソ・スミスクライン株式会社(GlaxoSmithKline)から販売されています。

ザイザルには、以下の種類があります。

・ザイザル錠5mg

2011年10月現在、ザイザル錠のジェネリック医薬品は、ありません。


ザイザル副作用(ザイザル錠)

ザイザルのさらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

ザイザルの主な副作用には、眠気、頭痛、疲労、倦怠感、口渇、吐き気、食欲不振などがあります。 副作用は、比較的少ないと言われています。

重大な副作用には、以下のものが報告されております。

・ショック、アナフィラキシー様症状(気持ちが悪い、
 冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、
 蕁麻疹(じんましん)、全身発赤、顔や喉の腫れ、
 息苦しい、めまい、血圧低下、呼吸困難、
 目の前が暗くなり意識が薄れる)
・痙攣(けいれん)(筋肉のぴくつき、ふるえ、
 白目、硬直、全身けいれん、意識低下・消失)
・肝臓の重い症状(だるい、食欲不振、吐き気、
 発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、
 尿が褐色、全身倦怠感)
・血小板減少症(皮下出血(血豆・青あざ)、
 歯肉出血、血尿、血が止まりにくい、鼻血、
 歯ぐきの出血、皮下出血)

上記の様な症状が見られた場合、速やかに医師へ連絡してください。

これ以外の副作用には、下記のものがあります。

・眠気、だるい、頭痛、頭重感
・口の渇き、吐き気、食欲不振
・倦怠感、めまい、浮遊感、不眠
・動悸、血圧上昇、不整脈

さらに詳細な想定症状につきましてはこちらをご参照下さい。

注意事項

持病、アレルギーのある方や服用中の薬のある方は、医師に伝えてください。
また、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方も、医師に伝えてください。

以下の方は、基本的には、禁忌です。

・本剤に対し過敏症のある方
・重い腎障害のある方

以下の方は、使用にあたって注意が必要です。

・薬物過敏症の方
・腎障害のある方
・肝障害がある方
・てんかん等の痙攣(けいれんせい)性疾患の方
・高齢の方
・妊娠中または妊娠している可能性のある方
・授乳中の方

服用に伴い、眠気等の症状が表れる場合がありますので、車の運転や危険を伴う作業等は、控えてください。

飲酒により、眠気、倦怠感などの副作用が強くなる場合があります。

以下の薬剤等との併用には注意が必要です。

・喘息治療薬のテオフィリン(テオドール)
・エイズの薬のリトナビル(ノービア)
・抗不整脈薬のピルシカイニド(サンリズム)
・安定薬
・睡眠薬

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